忍ママ くのいち千の忍活日記
2児のママ、くのいち千の日々の記録です♪
★コドニン★ 『正心(過去ver.)』編
- 2019/01/22 (Tue) |
- 【連載】コドニン |
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忍術には現代でも役に立つものが沢山ある…。
というわけで、忍まま千が選ぶ知っておきたい忍術シリーズ!!
コドニン ~子供と学べる 現代で役立つ忍術~
<忍術を使う心構え>編
その5-1
正心(過去ver.)
過去の忍びは忍術を大義の為に使った
====================
ずっと書きたかった『正心』についてです!
正心がどのように扱われているのかは「万川集海」の構成から考えることができます。
万川集海は全22巻で構成されているのですが、
1巻に「序・凡例・目録・問答」
2巻に『正心 上』
そして3巻に『正心 下』
…
となっています。
1巻は前書き的な感じなので、
さあ始めますよー!
っというトップバッターに『正心』が登場してきます(`・ω・´)
正心は忍術を学ぶにあたり、確実に押さえておかねばならないとても大切な事だったと考えられます。
万川集海については、忍びの館さんのぺージがとても分かりやすくまとめられているので、興味のある方はそちらをご覧ください(´▽`*)
「忍術秘伝書・万川集海とは |忍びの館」のページ
=== 解説 ===
『万川集海 巻第一 正心の概略』より
忍びの本幹は正心であり、陰謀偽計などは結果に過ぎない。
本幹たる正心が揺らぐようであれば、私欲が入り込んで臨機応変に謀をめぐらす事は出来ない。
孔子は「幹が乱れれば、末は決して治まり得ない」と言い。この正心とは仁義忠信に徹する事である。
仁義忠信でなければ強豪勇猛である事や臨機応変な謀計も生まれ出る事はない。
『大学』(※儒教の経典)に「心が焉(えん)すなわち正心にして艶(あで)やかで無ければ、視ても分からず、聴いても本質を聞き落とし、御馳走でさえも美味しく食べられない」とあり、この焉こそ仁義忠信を意味するものである。
忍術を学ぶ者は本幹を外して枝葉末節ばかりを追ってはならない。
(中略)
この趣旨に背いて私利私欲や無道の主君の為に忍術を使うなら、いかなる高度な陰謀でも、必ずや発覚するだろう。もし露見せずに一時的に利したとしても、何時かは自身に害がはねかえる。謹みおくべきである。
(「完本 万川集海」中島篤巳著より引用)
とあります。
つまり、
★忍びに大切なのは正心
★正心とは仁義忠信に徹する事
★私利私欲の為に忍術を使ってもうまくいかず、自分に害を受けるので慎むべきである
という事が書かれています!
何故このような事が書かれているのかと言いますと、
忍術には、屋敷に忍び込んだり、盗み出したり、人を殺したりする術があるので、
使い方が大切だったと考えられます。
川上仁一先生の著書には、
すべての忍者にとって不可欠な根本精神は、「正心」である。
忍術は、密かに潜入し、情報や物などいろいろ大切なものを得るための術技であり、誤って用いれば盗賊と同じになってしまう。したがって、私利私欲のためでなく、大義のためのみに行うものとして、正心という心構えが大切にされたのだ。
忍者の遂行する任務は、絶対的な正義とは言えない。己の行為に疑問や迷いを持つこともある。そうした葛藤を抑え込むのが正心で、大義によって正しい行動をしているという信念を持つことで、自らを正当化したわけである。
(「忍者の掟」川上仁一著)
と書かれています。
★忍術を私利私欲の為に使えばそれはただの盗賊
★忍術は大義のためのみに行う
★大義によって信念を持ち迷いを断ち切る
忍びも人間なので、自分の行動が正しいのか…?
と思う事もあったのでしょう。
そんな時にも正心はとても重要な心構えとなったのですね(*'ω'*)
さて、忍術書に書かれた正心とはこのような感じなのですが、
現代においても忍術を活用する上で正心というのは大切になってくると思うのですが、
上に挙げた中で、そのまま現代にあてはまるものは、
★私利私欲の為に忍術を使ってもうまくいかず、自分に害を受けるので慎むべきである
★忍術を私利私欲の為に使えばそれはただの盗賊
ぐらいでしょうか…
現代ではいくら大義があっても、
人の家に忍び込んだり、物を盗んだり、人を殺したら犯罪です(; ・`д・´)
現代で生きる人はきちんと法を守らなければなりません!
そして、法的に規制がなくとも、モラル(倫理観や道徳意識)というものを守って忍術を活用してほしいと思います。
という事で、次週の記念すべき連載1周年回は
『正心(現代ver.)』と題して、
現代における正心や、使い方について考えてみたいと思います(`・ω・´)
ちゃんとまとめられるのかめっちゃ不安ですが…
お楽しみに~(*^▽^*)
参考文献:
「完本 万川集海」中島篤巳著
「忍者はすごかった 忍術書81の謎を解く」山田雄司著
「忍者の掟」川上仁一著
参考サイト:
「忍者研究・情報サイト 忍びの館」管理者 直之進
というわけで、忍まま千が選ぶ知っておきたい忍術シリーズ!!
コドニン ~子供と学べる 現代で役立つ忍術~
<忍術を使う心構え>編
その5-1
正心(過去ver.)
過去の忍びは忍術を大義の為に使った
====================
ずっと書きたかった『正心』についてです!
正心がどのように扱われているのかは「万川集海」の構成から考えることができます。
万川集海は全22巻で構成されているのですが、
1巻に「序・凡例・目録・問答」
2巻に『正心 上』
そして3巻に『正心 下』
…
となっています。
1巻は前書き的な感じなので、
さあ始めますよー!
っというトップバッターに『正心』が登場してきます(`・ω・´)
正心は忍術を学ぶにあたり、確実に押さえておかねばならないとても大切な事だったと考えられます。
万川集海については、忍びの館さんのぺージがとても分かりやすくまとめられているので、興味のある方はそちらをご覧ください(´▽`*)
「忍術秘伝書・万川集海とは |忍びの館」のページ
=== 解説 ===
『万川集海 巻第一 正心の概略』より
忍びの本幹は正心であり、陰謀偽計などは結果に過ぎない。
本幹たる正心が揺らぐようであれば、私欲が入り込んで臨機応変に謀をめぐらす事は出来ない。
孔子は「幹が乱れれば、末は決して治まり得ない」と言い。この正心とは仁義忠信に徹する事である。
仁義忠信でなければ強豪勇猛である事や臨機応変な謀計も生まれ出る事はない。
『大学』(※儒教の経典)に「心が焉(えん)すなわち正心にして艶(あで)やかで無ければ、視ても分からず、聴いても本質を聞き落とし、御馳走でさえも美味しく食べられない」とあり、この焉こそ仁義忠信を意味するものである。
忍術を学ぶ者は本幹を外して枝葉末節ばかりを追ってはならない。
(中略)
この趣旨に背いて私利私欲や無道の主君の為に忍術を使うなら、いかなる高度な陰謀でも、必ずや発覚するだろう。もし露見せずに一時的に利したとしても、何時かは自身に害がはねかえる。謹みおくべきである。
(「完本 万川集海」中島篤巳著より引用)
とあります。
つまり、
★忍びに大切なのは正心
★正心とは仁義忠信に徹する事
★私利私欲の為に忍術を使ってもうまくいかず、自分に害を受けるので慎むべきである
という事が書かれています!
何故このような事が書かれているのかと言いますと、
忍術には、屋敷に忍び込んだり、盗み出したり、人を殺したりする術があるので、
使い方が大切だったと考えられます。
川上仁一先生の著書には、
すべての忍者にとって不可欠な根本精神は、「正心」である。
忍術は、密かに潜入し、情報や物などいろいろ大切なものを得るための術技であり、誤って用いれば盗賊と同じになってしまう。したがって、私利私欲のためでなく、大義のためのみに行うものとして、正心という心構えが大切にされたのだ。
忍者の遂行する任務は、絶対的な正義とは言えない。己の行為に疑問や迷いを持つこともある。そうした葛藤を抑え込むのが正心で、大義によって正しい行動をしているという信念を持つことで、自らを正当化したわけである。
(「忍者の掟」川上仁一著)
と書かれています。
★忍術を私利私欲の為に使えばそれはただの盗賊
★忍術は大義のためのみに行う
★大義によって信念を持ち迷いを断ち切る
忍びも人間なので、自分の行動が正しいのか…?
と思う事もあったのでしょう。
そんな時にも正心はとても重要な心構えとなったのですね(*'ω'*)
さて、忍術書に書かれた正心とはこのような感じなのですが、
現代においても忍術を活用する上で正心というのは大切になってくると思うのですが、
上に挙げた中で、そのまま現代にあてはまるものは、
★私利私欲の為に忍術を使ってもうまくいかず、自分に害を受けるので慎むべきである
★忍術を私利私欲の為に使えばそれはただの盗賊
ぐらいでしょうか…
現代ではいくら大義があっても、
人の家に忍び込んだり、物を盗んだり、人を殺したら犯罪です(; ・`д・´)
現代で生きる人はきちんと法を守らなければなりません!
そして、法的に規制がなくとも、モラル(倫理観や道徳意識)というものを守って忍術を活用してほしいと思います。
という事で、次週の記念すべき連載1周年回は
『正心(現代ver.)』と題して、
現代における正心や、使い方について考えてみたいと思います(`・ω・´)
ちゃんとまとめられるのかめっちゃ不安ですが…
お楽しみに~(*^▽^*)
参考文献:
「完本 万川集海」中島篤巳著
「忍者はすごかった 忍術書81の謎を解く」山田雄司著
「忍者の掟」川上仁一著
参考サイト:
「忍者研究・情報サイト 忍びの館」管理者 直之進
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