忍ママ くのいち千の忍活日記
2児のママ、くのいち千の日々の記録です♪
★コドニン★ 五車の術『喜車の術』編
- 2018/05/22 (Tue) |
- 【連載】コドニン |
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忍術には現代でも役に立つものが沢山ある…。
というわけで、忍まま千が選ぶ知っておきたい忍術シリーズ!!
コドニン ~子供と学べる 現代で役立つ忍術~
<日々の生活で役立つ術>編
その2-1
五車の術
喜車の術
というわけで、忍まま千が選ぶ知っておきたい忍術シリーズ!!
コドニン ~子供と学べる 現代で役立つ忍術~
<日々の生活で役立つ術>編
その2-1
五車の術
喜車の術
人を褒めよう!
○なぜ?
褒められて嫌な気分になる人はいないので、対人関係を良好に保てる
○注意点
わざとらしすぎるおべっかは逆効果になることがある
=== 解説 ===
『正忍記 下巻 無門の一関』より
さとりにくきは人のこころなり。
その事を語らせんとする時は、猶深くかくす。
故に、まず余ごとを語りて其の事を引き出し、其の利におごらしめよ。
言のはしを求めて是をゆるすべからずと云。
<中略>
人に逢うては、当流の車にかくると云習いを煉熟(れんじゅく)して、
耳にかからず敵の心にあたらぬ様に忍び入るべしとなり。
~意味~
悟りにくいのは人の心である。
自分の聞きたいことを語らせようとすると、なおさら深く隠してしまう。
であるから、まず他のことを話してから本筋を引き出し、相手をほめて気持ちをおごらせよ。
聞きたい内容に関する言葉の端々を聞き逃してはならない。
<中略>
人に会ったら、当流の「人を車にかける」という習いを習熟して、
察知されずに敵に気づかれないように忍び込むようにすべきである。
(「忍者はすごかった 忍術書81の謎を解く」山田雄司著 より引用)
前回の予告で次回は『正心』について書くと宣言しましたが、
正心は忍者にとって一番重要なお話で、まとめきれなかったのでまた今度にしますm(_ _)m
かわりに、全5回にわたりまして、『五車の術』をお送りいたします!
『五車の術』とは、
「喜・怒・哀・楽・恐怖」という、普通の人間にはコントロールするのが難しい感情を利用することで人を操る術のこと。
(「イラスト図解 忍者」川上仁一監修 より引用)
五車の術は、忍者好きなら誰でも知っていて、どんな忍者本にも登場するほどメジャー(?)な忍術だと思います。
しかし、万川集海を見ても、正忍記を見ても『五車の術』という表記がありません!
三重大学の山田先生にお尋ねしてみたところ、
五車の術は忍術書にはなく、どうやら近代以降に作られたものらしいとの事でした。
(山田先生、ご多忙な中ご回答くださりありがとうございましたm(_ _)m)
これはびっくりでした(゚Д゚;)
(そしてブログネタに選んだ事を少し後悔しt…)
…といいつつも、伊賀で開催されている忍者忍術講座を度々受講していると、
「実はこれは後世に作られたもので…」
という話が多々出てくるので、そんなに不思議な事ではないなぁとも思いました。
また時間を見つけて、初めて『五車の術』という名称が使われたのが何であったのか、調べてみたいなぁと思います。
(といいつつなかなか調べないと思うので、ご存知の方がいらっしゃいましたら是非是非教えて下さいm(_ _)m)
今回取り上げる『喜車の術』とは、
「人をおだてて喜ばせて操る」という術で、
似たような感じの術がありましたので、そちらを解説に取り上げました!
ちなみに『人に車をかける』というのは、『相手を持ち上げてもてあそぶ』という事だそうです。
(『忍術伝書 正忍記』中島篤巳解読・解説より)
つまり、
『相手をほめて気分良くさせ、自分の都合の良い方向に物事を進めよう』
という事ですね(`・ω・´)
こうやって書くとなんかすごく腹黒い術に感じてしまいますが、
人をほめることを普段からできるようにしておくと、
日常生活を楽しく送れるようになると思います。
例えば、TwitterなどのSNSでは、
何か呟けばいちいち叩きに来る人いますよね…。
次回取り上げる『怒車の術』をかけているわけでなく、
ただただ気分を悪くするようなリプを送ってくる。
なぜそんな無駄なことをするのかわかりませんが、
これでは何も得るものが無いどころか、人からの評価を著しく下げてしまいます。
実際人と話していても、相手をけなしたり、相手の意見を真っ向から否定したり…
そういうことをするよりも、
「だんぞうくん、そんなに高く飛べるなんてすごいね!」
「ちよじょちゃん、面倒見がよくて優しいねぇ!」
などと、相手の良いところを見つけて指摘できると、
相手も気分が良いし、自分も気分良く過ごせると思います。
これは子育てにも応用でき、
子供の良いところを見つけてほめて伸ばしてあげられますよね。
現代社会、嫌な事を言われる事も沢山ありますが、
自分はそんな嫌な人にならず、少しでも気分良く生きていきたいなぁと思います(´▽`*)
参考文献:
「忍者はすごかった 忍術書81の謎を解く」山田雄司著
「忍術伝書 正忍記」中島篤巳解読・解説
「イラスト図解 忍者」川上仁一監修
○なぜ?
褒められて嫌な気分になる人はいないので、対人関係を良好に保てる
○注意点
わざとらしすぎるおべっかは逆効果になることがある
=== 解説 ===
『正忍記 下巻 無門の一関』より
さとりにくきは人のこころなり。
その事を語らせんとする時は、猶深くかくす。
故に、まず余ごとを語りて其の事を引き出し、其の利におごらしめよ。
言のはしを求めて是をゆるすべからずと云。
<中略>
人に逢うては、当流の車にかくると云習いを煉熟(れんじゅく)して、
耳にかからず敵の心にあたらぬ様に忍び入るべしとなり。
~意味~
悟りにくいのは人の心である。
自分の聞きたいことを語らせようとすると、なおさら深く隠してしまう。
であるから、まず他のことを話してから本筋を引き出し、相手をほめて気持ちをおごらせよ。
聞きたい内容に関する言葉の端々を聞き逃してはならない。
<中略>
人に会ったら、当流の「人を車にかける」という習いを習熟して、
察知されずに敵に気づかれないように忍び込むようにすべきである。
(「忍者はすごかった 忍術書81の謎を解く」山田雄司著 より引用)
前回の予告で次回は『正心』について書くと宣言しましたが、
正心は忍者にとって一番重要なお話で、まとめきれなかったのでまた今度にしますm(_ _)m
かわりに、全5回にわたりまして、『五車の術』をお送りいたします!
『五車の術』とは、
「喜・怒・哀・楽・恐怖」という、普通の人間にはコントロールするのが難しい感情を利用することで人を操る術のこと。
(「イラスト図解 忍者」川上仁一監修 より引用)
五車の術は、忍者好きなら誰でも知っていて、どんな忍者本にも登場するほどメジャー(?)な忍術だと思います。
しかし、万川集海を見ても、正忍記を見ても『五車の術』という表記がありません!
三重大学の山田先生にお尋ねしてみたところ、
五車の術は忍術書にはなく、どうやら近代以降に作られたものらしいとの事でした。
(山田先生、ご多忙な中ご回答くださりありがとうございましたm(_ _)m)
これはびっくりでした(゚Д゚;)
(そしてブログネタに選んだ事を少し後悔しt…)
…といいつつも、伊賀で開催されている忍者忍術講座を度々受講していると、
「実はこれは後世に作られたもので…」
という話が多々出てくるので、そんなに不思議な事ではないなぁとも思いました。
また時間を見つけて、初めて『五車の術』という名称が使われたのが何であったのか、調べてみたいなぁと思います。
(といいつつなかなか調べないと思うので、ご存知の方がいらっしゃいましたら是非是非教えて下さいm(_ _)m)
今回取り上げる『喜車の術』とは、
「人をおだてて喜ばせて操る」という術で、
似たような感じの術がありましたので、そちらを解説に取り上げました!
ちなみに『人に車をかける』というのは、『相手を持ち上げてもてあそぶ』という事だそうです。
(『忍術伝書 正忍記』中島篤巳解読・解説より)
つまり、
『相手をほめて気分良くさせ、自分の都合の良い方向に物事を進めよう』
という事ですね(`・ω・´)
こうやって書くとなんかすごく腹黒い術に感じてしまいますが、
人をほめることを普段からできるようにしておくと、
日常生活を楽しく送れるようになると思います。
例えば、TwitterなどのSNSでは、
何か呟けばいちいち叩きに来る人いますよね…。
次回取り上げる『怒車の術』をかけているわけでなく、
ただただ気分を悪くするようなリプを送ってくる。
なぜそんな無駄なことをするのかわかりませんが、
これでは何も得るものが無いどころか、人からの評価を著しく下げてしまいます。
実際人と話していても、相手をけなしたり、相手の意見を真っ向から否定したり…
そういうことをするよりも、
「だんぞうくん、そんなに高く飛べるなんてすごいね!」
「ちよじょちゃん、面倒見がよくて優しいねぇ!」
などと、相手の良いところを見つけて指摘できると、
相手も気分が良いし、自分も気分良く過ごせると思います。
これは子育てにも応用でき、
子供の良いところを見つけてほめて伸ばしてあげられますよね。
現代社会、嫌な事を言われる事も沢山ありますが、
自分はそんな嫌な人にならず、少しでも気分良く生きていきたいなぁと思います(´▽`*)
参考文献:
「忍者はすごかった 忍術書81の謎を解く」山田雄司著
「忍術伝書 正忍記」中島篤巳解読・解説
「イラスト図解 忍者」川上仁一監修
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